「うとうと」、「うつらうつら」
「うとうと」とは、国語辞典によると、「眠気を催すさま」とあります。
「うつらうつら」は、国語辞典によれば、うつら・・・空・・・を重ねたもので、
①心がぼんやりしているさまを表す語、茫然、うっかり、などに似た意味
② ねむけ、病気などで意識がはっきりしないさまを表わす語。「うとうと」と似た意味、とあります。
古代テュルク語の「udi-」(ウディ)は、「眠る」を意味し、大体13世紀以前の言葉です。したがって、現代のテュルク語辞典には含まれていません。
テュルク語の「uxli-」(ウッフリ) は動詞で、
① 眠る、熟睡する、眠るために横になる
② (冬の椊物などのように)活動しない状態、冬眠の状態になる
③ 静かな、静まりかえった状態になる
④ 全く、音信が、便りが途絶えた状態になる、 ことを示します。
「uxla-uxla」(ウッフラ・ウッフラ)は、「uxli-」の繰返し語です。