オキシトシンを増やす方法
1、夜は12時までに眠る。
2、夕食後はパソコンを操作しない。
3、夜は携帯電話で長話をしない。ベッドの近くに携帯電話を置かない。
1~3については、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌をよくして、よい睡眠をとる条件です。
4、朝日を浴びる(朝型生活に)。
5、朝と夕方に30分程度歩く(あるいはジョギング、サイクリング、スイミングなどのリズム運動を30分程度)。
6、呼吸法をする(これもリズム運動の一種です)。
一日の中で何回か5分程度、腹式呼吸をする(ヨガ、気功、坐禅などは呼吸法になります)。
4~6はセロトニン神経を活性化します。
7、家族団らん。
8、夫婦、恋人とのふれあい。
9、感情を素直にあらわす。
10、親切を心がける。
7~10はオキシトシン分泌を促し、セロトニン神経も活性化させます。
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人が動物の体をやさしくさすることで人間の体内で「オキシトシン」量が高くなるのです。また触られた動物達の体内でも「オキシトシン」量が高くなることが証明されています。「オキシトシン」は幸福感に影響を与え、心理的・精神的な感情を反映する可能性が期待されています。つまり人と動物が触れ合うことによって、ストレスを緩衝し孤独感を癒してくれるなどの相互作用が働き、多くの恩恵が得られるのです。
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自閉症の新たな治療につながる可能性
オキシトシン点鼻剤による対人コミュニケーション障害の改善
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自閉症スペクトラム障害
1)対人相互作用の障害 2)言語的コミュニケーションの障害 3)常同的・反復的行動様式という3つの中核症状全てを有する自閉症から、1)と3)だけを有するアスペルガー障害、1)だけを有する特定不能の広汎性発達障害までを含む概念です。自閉症的な特性は、重度の知的障害を伴った自閉症から、知的機能の高い自閉症を経由し、対人関係上で、いわゆる変わり者と言われるような正常範囲の人まで続くスペクトラムを形成するという考えにもとづいています。
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オキシトシン
脳の下垂体後葉から分泌されるホルモンで、従来は子宮平滑筋収縮作用を介した分娩促進や乳腺の筋線維を収縮させる作用を介した乳汁分泌促進作用が知られていました。しかし一方で男女を問わず脳内にも多くのオキシトシン受容体が分布していることが知られ、脳への未知の作用についても関心が持たれていました。そうした中、健康な大学生などを対象とした研究において、他者と信頼関係を築きやすくする効果などが報告されて注目を集めていました。