"怒りのコントロールは難しい
怒りがどんな場合もマイナスの感情であれば
進化の過程でなくなっていくはずだと思うが
現代の社会を考えてみても、
怒りっぽくて、けんかを売って歩くような生き方をする人の場合、
損をすることばかりではなくて、
得をする場合も大いにあるだろうと思われる
それは賢者の生き方ではないが
「のし上がる」にはちょうどいい態度だろうということになる
短気は損気
気は長く、心は丸く、腹を立てず、人は大きく、己は小さく
など昔からいうのであるが
これでは大もうけできなくて
新自由主義的確信からははずれているだろう
いらいらしていて
猜疑心が強く
被害妄想的で
怒りをぶちまける
そんな人が何かの加減でのし上がる
すると賢者は身を引く
世の中で目立つのは
のし上がりたい人ばかりになる
困ったものである
"