戦争体制になれば威張れる人達もいるわけです 戦争体制になれば、同じ日本人だけど 命令される人と命令する人が発生するんです それが戦争体制の効果なんです

"戦争で儲かる人達もいるわけで
その人達は戦争したいでしょうね
アメリカの命令ということもあるし
米軍基地も自衛隊海外派兵も原発も現実の利益が理想主義を上回って強力だったということだ

でも、それとは別に、戦争体制になれば威張れる人達もいるわけです
戦争体制になれば、同じ日本人だけど
命令される人と命令する人が発生するんです
それが戦争体制の効果なんです

非国民だと言って日本人が日本人を責める
何の資格も要らない
ただ他人より先に、他人より強烈に、「いわゆる愛国者」になればいいだけの話

面白くもない人生だなと思っていた人たちも
一躍、命令する側に立つことができる
それならやろうかと思ってしまう
それが戦争体制という面がある

私が一番の愛国者だと言って
最初に自己犠牲になるなら話も分かるが
私が一番の愛国者だと言って
他人に犠牲を強要するのだから困りものである
天皇のために特攻で死んでこいというわけだ

非国民、一億玉砕、特攻隊、神の国、そうした言葉で支配する側も支配される側も思考停止させられて
野蛮な人々が大手を振って威張っている

日本の庶民をいじめて殺したのは日本軍です
日本国民の命を一番軽く見ていたのは日本の支配者です
それはいまも同じ
一番怖いのは中国、ではない
二番目に怖いのはアメリカ、ではない
一番怖いのは日本政府で、二番目に怖いのも日本政府だ

ゆるゆると自分の首を絞めている日本庶民である

しかしそれもまた歴史の法則で人間の心の法則なのだろう
ただ驚きを持って見つめるのみである"