"抑止力の話が出て
何が抑止力になるのかと考えた
抑止力というのは、先制攻撃しようと思っても、相手が攻撃していないうちに手を出すと、
確実に反撃されて、壊滅的なダメージを受けることが確実で、その場合、抑止力といえるだろう
しかし、先制攻撃能力を高めていけば、先制の一撃だけで相手を壊滅させることができる可能性もある
そうした先制攻撃や抑止力の条件として、中国と日本はどうかという話
簡単な前提として、日本が核兵器を持たないのでは話にもならないから
日本が100発とか500発程度の核ミサイルを配備しているとする
その場合、日本の人口が少なく、狭い国土に密集して住んでいることが悪条件になる
日本国土の大半は山で、人が住んでいない。
人が密集して住んでいる大都市を核ミサイルで破壊する。ミサイル迎撃システムなんて言うものは
実際には役に立たないので中国から100発くらいの核ミサイルが発射されれば
日本の殆どの国土、設備、人間が破壊される、たぶん中国が発射ボタンを押してから30分くらいで
決着が付いているのではないだろうか
中国の軍事技術の確実性をどの程度に評価して良いのか分からないが、
日本の国土を攻撃する場合にそれほどの精度を必要とするとは思えない
燃えやすい家が密集していたり、水道、電気、ガスなども破壊が始まると一挙に機能停止しそうだ
この一撃で日本が破壊されたあとで、米軍が動き出す
中国軍が日本への攻撃をやめれば、米軍もそれ以上何もしないだろう
このところ継続的に言われているのは、日本の原発設備がミサイルで狙われたら、
またはゲリラ的に電気系統を攻撃されたら、原発のある各地で全員避難必要な状態が次々に発生する
それをコントロールする中央政府はもちろんたくさんのミサイルで攻撃されている
政府首脳は最初は核シェルターでしのいで、海に潜ませておいた原潜に乗り、海に出て、そこが司令部になって、情報を集めて、対応するのだろう
日本は狭いので逃げる場所がない、そこで原潜で海に出る、しかしそうなると、国土を飽くまで守ると言う考えはなくなるのではないか
原潜に乗り換えた支配層は、自分たちはアメリカに上陸して保護してもらえばそれでよいと思うだろう
家族や親類はいるけれども、その前に避難させておけばいい
原潜が安全とも言えなくて、中国が日本ハイテク原潜をどこまでおいかけられるかがポイントだろう
天皇もその源泉に同乗しているだろう
中国の立場になれば、日本から多数の核ミサイルが飛んできたとして、まず核シェルターで
しばらくをしのいで、そのあと移動すればよいが、飛行機などで移動すれば衛星で確認されて追いかけられるのではないだろうか
できれば潜水艦のようなもので移動したいと思うだろう
しかしそこを何とかしのいで逃げまわるとすれば国土は広いので逃げる場所はかなりある
だめになったらロシアまで逃げたっていい
しかしそこまで心配しなくても、30分で日本国土と日本人は壊滅していて、
あとはアメリカと手打ちをすればいいだけなので、その後の日本統治をどうするかであるが、
そのとき日本は核汚染されて壊滅状態なので、どうしようもない
しばらくは人も住めない
土地を掘り進んでなにか貴重な資源があるわけでもないし国土にはあまりこだわらないのではないか
米軍基地に米軍が駐留しているのだから
彼らに任せるのがいいだろう
中国本土や人の被害として考えても、日本と違って、部分的だし、人もたくさんいる
日本の天皇と違い、別の人が指揮官になってもいいわけだから、たとえば総書記に何かあったとしても、大したことはないだろう
こうしてみてみると、立場としてはおおいに非対称である
日本にとっての抑止力としての米軍は、日本が壊滅したあとで、そこまでにしておけというだけだろう
日本が壊滅させられたからには、中国を全滅させるまでアメリカは攻撃をやめないというならば、抑止力になるのだけれども、現状では抑止力になり得ないのではないか
逆に、中国は充分に抑止力を持っているように思われる。日本が中国を先制攻撃したら、反撃が開始され、30分後には国土も国民も、ほぼ焼きつくされているだろう。日本が中国を一撃で破滅させることは難しい。しかし中国は一撃で日本を破滅させることができそうだ。
米国が中国を撃滅してくれるのではないか、だからそれが抑止力になるのではないかというのは、日本が破滅したあとでの米国に対しての希望というにすぎないことになる。
日本を相手に商売する人が増えれば、日本を攻撃くするのはやめてくれという勢力が一定数存在することになる
日本に親戚がいたり、日本に不動産を持っていたりすれば、それも日本とは仲良くしようと言う勢力になる
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現在の情勢では一国のみでは自国を防衛できないと言うのであるが、
裏切りがないと仮定してのことであって、
アメリカに裏切られたら自国を守ることができないというのでは、アメリカは自分勝手な要求を日本に突きつけてくるに決まっているだろう
それがいやなら、自国で自国を守るしかない
しかしそれもまた困難だろう、中国との土地の広さが違いすぎる
日本の国土は守るのに困難である
スパイでも増やして、また友だちを増やして、じわじわ対抗するしかない
わずかにそれが抑止力だろう
中国共産党の対日政策については常に日本擁護勢力があり
ときにはその勢力が政権を取り
政権を取れなかった時には対日強硬論を牽制する、そして裏や表の取引材料をいつも用意しておく
そのために特別な情報網を持つ
アメリカは予算配分を変更し、金と人が必要なのにあまり効果のない部分である実際の軍事については、周辺国に回して、その分のお金で情報対策にもっと力を入れるということだろう
スノーデンみたいな人が出ないようにもっとしっかりやろうということなのだろう"