"投票行動をコントロールすることと
商品宣伝をすることは似ていることなので
選挙その他政治についても電通や博報堂が担当することになる
なるべく少ない情報で感情的に判断するように誘導される
みんなそうしているからそうすればいいやと
みんなで格安のプレミアム商品を買ったりしている
おおむね電通と博報堂しかないのに
政党は2つではないし、自動車会社も2つではないし、どうするのかという話になる
だいたい透明性の高い社会では
別々の会社は別々の企画会社に頼む
そうでなれけば、最終的な売上とか得票数とかが
操作される危険がある
手抜きをするに決まっている
たとえば複数の自動車会社から宣伝を依頼されたとして、
宣伝費いくらで売上いくら、という数字を
日本の場合、建前としては、請け負った会社内で情報を他部署・他チームに漏らさないこととなっているのであるが
日本や東京がそんなに高級な社会でないことは分かっているので
当然、情報を持ち寄って、このくらいの割合で行きましょうとなる
大体のところで辻褄が合っていれば、あとは各商品の特性でしたねと、言い訳ができる
全体のパイが決まっているようなものならば、
どの会社も同程度の手抜き宣伝をしていれば、結果は同じなので、
たいへんラクラクである
逆に、どこかが突出して努力すると、他チームが迷惑を受ける
だから裏で辻褄を合わせる
日本の場合は、そのようなこともできるけれども、会社の規律がきちんとしているので、
そんなことは絶対にないとの表向きの記事であった
自動車の販売も、政党の支持率も、同じような手法で誘導されるものなのであるが、
同じような手法に何度もはまってしまう我々というものも
案外安定した法則に従って生きているのだと納得できる"