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珈琲は 正しく煎れれば 大概美味しい
未発行
要するに漏斗(ドリッパー)の上に紙を置き、その中に豆を挽いた物を入れてお湯を注ぐヤツである。実はこれには2種類のタイプがあるのだ。その方法(形式)はメリタ式、カリタ式と言うのだが、どう違うかと言うとドリッパーに開いている穴の数が違うのだ。 メリタ式は穴が1つ、カリタ式は3つなのである。穴の数が違うと言う事はドリッパーで濾す時間が違う訳で当然穴3つのカリタ式の方が短い。その為、メリタ式は少量向きカリタ式は大量向きになる。(使用する豆の量も然り)
肝心の煎れ方だが、メリタ式の場合はお湯をドリッパーいっぱい溜める。カリタ式の場合は、数回に分けてお湯を注ぐ。よく、専門店の煎れ方で豆を膨らませるように入れるというのは基本的にはカリタ式の事なのだ。
あと、お湯も大雑把に2種類ある。80℃ぐらいのが良いと言うのと熱湯が良いと言うのと。これは完全に好みの問題なのでどちらでも良し。80℃ぐらいのお湯の方は味がよく出て、熱湯のほうは香りが強くなる。
煎れ方にも寄るが、電気ポット等を使うならメリタ式。ドリップポット(珈琲用のヤカンみたいな物)を使うならカリタ式が向いていると思う。
余談だが、アメリカンコーヒーは浅炒り豆で作ったコーヒーの事なのに、何故だか薄く煎れた物と勘違いしている人がかなり多い。おそらくまともな店で飲んだことが無いのだろう。ちゃんとした店ならばちゃんとした物が出てくるはずだし・・・。
あと、笑ってしまうのが眠気覚ましにエスプレッソと言う輩。スターバックスの影響か、こうほざくのがやけに多くなった。コーヒー豆は浅炒りのほうがカフェインが強いのに(生が一番多い)カフェインの少ない深入り豆を使うエスプレッソで眠気が覚めるというのだからよっぽど舌が敏感なのか、思い込みが激しいと言うか・・・。もしかしてカフェインをドーピングした豆を使ってるとか?
まあ、何にしても美味しく飲めればどうでも良い事ではある。
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