“もし「あ」という名字の人がいれば、どんなメンツになっても出席番号「1」は確実。しかし、姓氏研究家の森岡浩氏によれば、これは存在しない名字なのだという。 「私の調べた限り、日本人の名字として“あ”は存在しません。漢字で『阿』と書く名字はあるが、“おか”とか“ほとり”と読みます」  では、実際に最初になる名字は何なのだろうか。 「“あい”さんでしょう。漢字で書くと『阿井』が一番多く、他にも『藍』『相』『愛』などいくつかの種類が存在します」  では反対に、出席簿の最後になる名字は? 「よく“ん”で始まる名字を

“もし「あ」という名字の人がいれば、どんなメンツになっても出席番号「1」は確実。しかし、姓氏研究家の森岡浩氏によれば、これは存在しない名字なのだという。
「私の調べた限り、日本人の名字として“あ”は存在しません。漢字で『阿』と書く名字はあるが、“おか”とか“ほとり”と読みます」
 では、実際に最初になる名字は何なのだろうか。
「“あい”さんでしょう。漢字で書くと『阿井』が一番多く、他にも『藍』『相』『愛』などいくつかの種類が存在します」
 では反対に、出席簿の最後になる名字は?
「よく“ん”で始まる名字を教えてという問い合わせがある。ネット上では『兼坂』と書いて“んねさか”と読むなど、いくつかの名字が紹介されているが、これはウソ。実際には“ん”から始まる日本の名字は実在しない」
 実在する“最後の名字”は、千葉県にある「分目」さん。
「“わんめ”と読む難読名字。千葉県市原市周辺を発祥とするもので、地名が由来です」