"安倍首相は時折愛惜を込めて母方の祖父、岸信介元首相について言及することがありますが、岸氏は日本が中国東北部、満州を支配していた1930年代、その産業開発を監督する立場にありました。
この間、中国を占領していた日本軍は性的奴隷を使役した従軍慰安婦という名の組織的売春を行い、さらには麻薬取引にまで手を染めていました。"
"植民地経営は売春組織と麻薬密売組織とで、地元のヤクザと対立関係になる。美味しい商売ならこちらによこせということになる。人殺しなら軍隊のほうが専門だから地元の暴力団は勢力をそがれる。むき出しの欲望とむき出しの暴力による恐怖。それを思考実験ではなく、現実の実験として体験してしまった人間。思想集団や宗教集団の取り締まりを通じて、自分自身が思想集団や宗教集団の手法を取り入れて大きくなってゆく。欲望と恐怖、思想、宗教による人間の操作。"