2020年東京五輪公式エンブレムを手掛けたデザイナーの佐野研二郎氏(43)がデザインを監修したサントリーのキャンペーン賞品の一部にデザイン模倣があった問題で16日、元のデザインを手掛けた米在住のデザイナーのベン・ザリコー氏が佐野氏に“挑戦状”をたたき付けた。
右向きの矢印の看板に「BEACH」の文字が書かれたデザインを模倣された米ジョージア州にあるデザイン事務所「ザリコーオリジナル」はこの日、公式フェイスブックを更新。「私は正直、公正さ、競争のオリンピック精神に基づき、佐野氏に新しい五輪ロゴで挑戦します」と宣言した。
ザリコー氏は17日までにフェイスブック上で自らが考案した東京五輪のロゴを公開する予定。「さあ、ゲームの始まりです!」と挑発的な言葉をつづっている。
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すでにアメリカのデザイナーのベン・ザラコーさんは、佐野氏が取り下げた「BEACH」と書かれたデザインについて、およそ15年前に、自分が制作したものと、「全てが一致する。文字の間隔も、私が敢えて変えた文字の太さも同じだ」と話し「法的手段を取りたい!」と述べている。