個人と個人は、愛し合える場合が多い。理解し合える場合が多い。 集団と集団で言えば、支配と服従になるか、戦争になるか、という結 果も多い。集団と集団の関係は宣伝に影響されることが多いのではな いだろうか。 宣伝して集団と集団を憎しみ合わせる、そういう商売に従事している 人も、上からの命令に従っただけであるという。 憎しみ合うことで逆に自分のアイデンティティの根拠を形成するよう な倒錯が生じるのだろう。 本来人間の心の中にある愛の感覚を忘れないでいるにはどうすればよ いのだろう。 赤ん坊を可愛いと思い、敵

個人と個人は、愛し合える場合が多い。理解し合える場合が多い。
集団と集団で言えば、支配と服従になるか、戦争になるか、という結
果も多い。集団と集団の関係は宣伝に影響されることが多いのではな
いだろうか。
宣伝して集団と集団を憎しみ合わせる、そういう商売に従事している
人も、上からの命令に従っただけであるという。
憎しみ合うことで逆に自分のアイデンティティの根拠を形成するよう
な倒錯が生じるのだろう。
本来人間の心の中にある愛の感覚を忘れないでいるにはどうすればよ
いのだろう。
赤ん坊を可愛いと思い、敵の赤ん坊も可愛いだろうなと想像する力が
あれば違うだろうと思うが。