2015年7月30日、米紙デイリーニューズはマンハッタンのほぼ全体がチャイナタウン化したとの記事を掲載した。31日、中国新聞網が伝えた。
マンハッタンに数々あるランドマーク建築を中国企業が次々購入している。2015年だけで38億ドル(約4710億円)と前年比で3倍以上の金額が投資された。米国全体で見ても中国企業による米商業物件の取得額は2014年に初めて100億ドル(約1兆2400億円)を突破している。
これまでもアジアの企業、投資家はマンハッタンの不動産に並々ならぬ関心を注いできたが、今回の中国による購入ラッシュは次元が違うレベルだという。既存物件の買収だけではなく、土地を取得し新規物件の開発を進める動きもある。また米国には50万ドル以上(約6200万円)を投資し、10人分の雇用を生み出した場合にはグリーンカードが取得できるEB-5という移民制度があるが、これも中国人に大人気。2014年のEB-5申請者数の85%は中国人が占めた。