“まあ36歳という若さで地盤・看板・鞄を持っていないで自民党公募で衆議院に上がってくるなんて、その支持基盤のいうことは100%丸呑みしないと上がれませんからねぇ。しかも落ちている間、党に食わせてもらう(=支持母体からの援助がある)わけですからね。
彼もまた前線に立たされて鉄砲の弾よけに使われている消耗品なのですよ。ここで彼が日和ったら、もう二度と議員にはなれませんから。しかもブログを読んでいると維新の会にも秋波を送っているし。ここは100%忠誠を示すしかない立場なんですなぁ。たいへんだ。
まあ自分の思ったことは一ミリも出来ず、周囲に気を配り、コメツキバッタのようにして、やっと手に入れた議席(という党のパシリ、あと10年ぐらい。もしかすると一生)から見た場合、自由にやっている若者に対して、嫉妬どころではない憎悪を感じても不思議ではないよねぇ。
彼のブログを最初から当選までの足取りをたどってごらんなさい。サラリーマンの悲哀どころか、これ奴隷だよな、と思うから。あと、この人、維新の会が波に乗っていた頃、微妙に維新の会方面に秋波を送っているんだよね。たぶん維新の会が調子がよければ乗り換えていた可能性もなきにしもあらず。
これまで若手議員は本会議場の前に陣取り野党が質問を読み上げている時に馬鹿でかい声で汚いヤジを飛ばすのがノルマだったけど、今はそれに加えてネットでのアピールっていうのも下端議員にはノルマになったと考えりゃ、そんなに不思議はないけどね。まあ火だるまになっても切り捨てられる人材だし。
最高に泣けるのは、この人、大学にいくのも経済的にも大変苦労したようで奨学金の充実はライフワーク、みたいなことをいっているのな。でも、今、このひとを捨て駒に使っているのは、いい家系に生まれ金の苦労もなく小学校から大学まで内部進学し留学という名でアメリカに遊びにいってた人間なのな。”