“
これは戦時放送です。我が国は現在核攻撃を受けています。通信は著しく損害を受けており、死傷者数や被害状況は判明していません。情報が入り次第、お伝えします。それまで、ラジオの周波数はそのままにして、落ち着いて、家の中にとどまってください。
家を出ても、状況は改善しません。家を出ると、放射性降下物に身をさらすことになり、非常に危険です。
家を離れると、食糧や水の供給や避難所への収容や保護などを受けられなくなります。屋外で核爆発に伴う放射性降下物に身をさらすと、何倍も危険です。
屋根や壁はかなりの防護になります。最も安全な場所は屋内です。
ガスなどの燃料供給を止め、すべての火を消したことを確認してください。水道が使える場合は、消火に使ってください。水道の給水はあまり長く続かないかもしれませんので、火が消えたら、あらゆる容器に飲料水を貯めてください。
水洗トイレの水は絶対に使わないでください。使ってもいいと広報されるまで、別方式のトイレを使ってください。
水は飲用及び調理用のみに使ってください。水は生命です。絶対に無駄遣いしないでください。
食糧の貯えをもたせてください。14日以上持ちこたえる必要があるかもしれませんので、食糧を節約してください。
生鮮品がある場合、無駄にしないように、まず生鮮品から食べてください。缶詰は長持ちします。
放射性降下物警報が出ている地域にお住まいの方は、出ても安全だと言われるまで、シェルターの中にいてください。
このラジオの周波数で、空襲警報解除をお伝えします。トイレや、食糧や水の補充のためにシェルターをでる場合は、必要以上に1分たりとも、外にとどまらないでください。
いかなる場合も、家の外に出てはいけません。放射性降下物で命を落とすことになります。放射能は見ても、触ってもわかりませんが、そこにあるのです。
家の外に出れば、家族をも危険にさらすことになります。そしてあなたも死ぬかもしれません。外に出ても安全だと言われるまで、あるいは空襲警報解除のサイレンが鳴るまで、シェルターの中にとどまってください。
重要な点を繰り返します。
家の中にいてください。放射性降下物警報が出ている地域にお住まいの方は、出ても安全だと言われるまで、シェルターの中にいてください。
危険が去ったら直ちにサイレンが鳴ります。この周波数でも繰り返し、お知らせします。
ガスなどの燃料供給を止め、すべての火を消したことを確認してください。
水は節約してください。必要不可欠な飲用と調理用にだけ使ってください。
絶対にトイレの水を流さないでください。食糧を節約してください。14日以上もたせてください。
我々はこの放送を2時間おきに繰り返します。この周波数に合わせたままにしてください。
ただし、電池の節約のため、次回の放送までラジオのスイッチを切ってください。これで、今回の放送を終わります。
”
—
核攻撃時のBBCの予定原稿怖すぎ