西部開拓と関連して重要なのが第七代大統領ジャクソン(職1829~37)です。東部の名門出身者が大統領に選ばれてきた中で、初の西部出身の大統領ということで有名。西部出身の粗野な荒くれ男というイメージが、彼の「売り」です。大統領になってから、いろいろな書類を決裁するときに「All Correct」(承認)の略でACと書くべき所を、ジャクソンはつづりを知らなかったため、OKと書いてしまった。しかし、大統領の無学を指摘することもはばかられるので、そのままOKを使いつづけ、いつの間にか、普通の言葉になってしまったという逸話があります。これは、決して、ジャクソンを馬鹿にしている逸話ではなくて、逆にみんなが彼に親しみを抱くプラスのエピソードだったのだと思います。