"小林さんは、現代の日本社会の特徴を「システム」だと考えている。
人間がシステムの一部品になり、自分らしさを発揮することなくマニュアルに従って動くことで、代わりがきく「消耗品」になっている、と。
そんな中で、人は「過適応」と「不適応」に二極化しているという。
【過適応な人】
物事をテキパキと処理でき、細かいところまで考えが行き届いていることを自尊心のよりどころとしている。自分に甘い人や、しょっちゅうミスをする人を低くみることで、相対的に自分を持ち上げている
【不適応な人】
理屈ではなく感覚的にモヤモヤしたものを抱えている。なぜ自分が不適応の側に来ているのかを合理的に説明できない"