"日本国の政治力というものを考えてみよう
国益を守る方向での交渉をして決定することができるかどうかである
たとえばTPPや軍国法案パッケージを断ることができるかどうかである
もし日本に本当の政治力があれば
アメリカに対して、日米安保をやめて別の形の協力関係にしましょうと言えるはずである
交渉カードとしての経済力は日本も落ちているがアメリカも落ちている
安保が根本にあって、そこから毎年度のアメリカの要求が突きつけられているわけだから
独立国として、そのような要求をいつまでも呑んでいるわけにはいきませんと断る
しかし、政治力のない日本はそれができない
では、政治力がない日本として、せめて少しでも国益を守る方向で交渉するにはどうするかを考えないといけない
たとえば、今回の2015年の軍国法案などについては、
安倍総理がバカのくせに傲慢だとすべての国民が知っていることを逆手にとって、
慎重に対処したのですが、やはり生来のバカが邪魔をしてしまいまして、さらには小林・長谷部という
思いがけない憲法学者たちの反乱もあり、アメリカ様の指令通りにはいきませんでした、
ついては安倍は辞任ということで責任を取らせていただき、
今回の軍国法案については廃案ということでご承知いただきたい、
そして、今回の不手際が国民に残した印象から言えば、今後50年は、同様の試みは不可能であると思われます
というくらいの芸があれば、国際的政治力のない国の政治家として立派な水準だと思う
アメリカに言われた通りの法案を言われた通りに実現するなら本当のバカだろうと思う
しかし自民党内の反安倍勢力も、公明党も、野党の民主党も、いずれも、アメリカの意に反する交渉をしようと思ってはいないようだ
つまり、政治力のない日本の政治家は、国内で政治資金を稼いでいるだけで、交渉らしい交渉が全くできていない
TPPがいい例で、選挙ポスターにはTPP絶対反対と大きく書いてある
しかし交渉が始まってみるとアメリカの思い通りらしい
(なにしろひどい話し合いで、何を話し合っているのか、分からない、そして決まっても、しばらくは国民には知らせなくていいとかの話もある。交渉の経過と文面をせめて日本の国会議員には、求められたら開示しようといった関係者がいて、即刻処分された。)
つまり、政治力があれば、安保破棄して独立国になればよい。
政治力が弱いのであれば、「弱いので、言いつけどおりにはできませんでした」と言って、国益を守る。
しかし現実にはさらに弱いので、言われたとおりにするしかできない。
そして、言われた通りにできたと言って、内心満足しているかの様子である。心底弱い人たちだ。"
国民主権は米国主権というべき状態にゆがめられている
民主主義と掲げているものの、捻じ曲げられた選挙制度で民主主義ともいえない
平和主義も「積極的平和主義」という、本来の意味とずれた言葉で相当捻じ曲げられている。
立憲主義は、憲法の解釈を閣議決定で変更すればそれでよいという、あまりにおかしな立憲主義
軍国法案に合うように憲法解釈を変えると防衛大臣が国会で発言する程度の立憲主義
そういえばいつの間にか防衛庁が防衛省になり長官が大臣になっていたものだ"