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サンリオの創業者チームの一人である友近さんは若いころ書店に勤めていました。
そのころの悩みは近所の学生の自転車。
立ち読みに来るのはいいのですが、自転車を適当に停めるのでその整理が大変でした。
無理やり隙間に停めるので横倒しになることもしばしばです。
店主に自転車整理係をやとってくれ、と頼んでみますがもちろんそんな余裕はありません。
悩みぬいた友近さんはあることを思い立ちます。
白いペンキを買ってきて、店の前の駐輪場に線をひき、その横に看板をたてました。
「自転車はこの白線に沿って停めてください」
するとどうでしょう、次の日から学生たちは白線に沿ってきちんと自転車を停めてくれるようになりました。
のちにサンリオで大規模な受注システムをたちあげる友近さんはそのときに悟ったといいます。
「システム化とはコンピュータ化ではない。
誰がやっても、何も考えずに同じように正確にできることである。」
そしてシステム化ができてはじめて、企業は利益を生み出しはじめることができるのです
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