空腹感は「食べなさい」という合図ではなく、「運動しなさい」の合図であった

空腹感は「食べなさい」という合図ではなく、「運動しなさい」の合図であった
空腹感の本当の意味
■空腹感=血糖値が下がっている
 ・空腹感とは、「胃の中に食べ物がなくなった」の合図ではない
 ・空腹感とは、「血糖値(血液中のブドウ糖)が下がった」の合図
 ・食後1時間半で血糖値は160mg/dlに上昇する
 ・食後3~4時間で血糖値は70mg/dlまで低下し、そのときに空腹感を生じる
■空腹感=「エネルギーが足りない」ではない
 ・空腹感が生じたとき、筋肉と肝臓にはブドウ糖、脂肪細胞には脂肪が蓄えられている
 ・エネルギーが足りないから、空腹感が生じているわけではない
■「空腹感の誤解」が肥満の原因の1つ
 ・空腹感=「エネルギーが足りない」と食べてしまう
 ・エネルギーが貯まっているのに、食べるから余計なエネルギーを貯めてしまう
適切な運動のタイミングを知る
■空腹後すぐに運動しても、脂肪は分解できない
 ・食後1時間で運動すると、血液中のブドウ糖がたくさん残っている
 ・エネルギーとして、血液中ブドウ糖を真っ先に利用してしまう
 ・内臓脂肪に貯まった脂肪は利用されることはない
■空腹感を感じたら、運動すれば脂肪は分解できる
 ・食後3時間(空腹感が生じる)すると、血液中のブドウ糖の量は減少している
 ・内臓脂肪を、遊離脂肪酸として血液中に分解して、利用する
 ・体に貯まった脂肪を利用して、運動をするので、脂肪が減る
■適切な運動のタイミング=空腹感を生じたとき
 ・現代人は、内臓脂肪を利用するという体の仕組みを利用できていない
 ・内臓脂肪を分解するという機能は使わないと低下していく
 ・「空腹感の誤解」で、余分なエネルギーを次々に摂りがち
 ・運動をしても、脂肪が分解されにくい体になり、生活習慣病になってしまう
 ・空腹感を生じたときに、運動をすれば脂肪を分解できる体に戻る