近年、およそ2割の統合失調症患者においてカルボニルストレスが亢進していることが報告され、同ストレスの除去機構に関わる酵素をコードするGLO1遺伝子の変異が、統合失調症患者で見つかっている。

 カルボニルストレスは、酸化ストレスの帰結の1つであり、反応性カルボニル化合物の増加や反応性カルボニル化合物の除去機構の低下により、反応性カルボニル化合物がタンパク質を非酵素的に修飾し、終末糖化産物(AGEs)が蓄積した … Read more 近年、およそ2割の統合失調症患者においてカルボニルストレスが亢進していることが報告され、同ストレスの除去機構に関わる酵素をコードするGLO1遺伝子の変異が、統合失調症患者で見つかっている。