“ 羽生名人が将棋とチェスの違いについて書いた文章で驚いたのだが、チェスは、試合中に対戦者同士が話しあって、任意に「引き分け」とすることが出来るそうだ。そしてハイレベルな競技者同士の場合、かなり高い確率で引き分けになる。直感的に、極めてこれはヨーロッパ的な「外交」の要素も入ったゲームなのだな、と思った。 チェスは駒をよく見れば分かるが、文字通り、戦争のメタファーであり、ミニチュアなのだが、話し合いで「いつでも引き分け」になる、という曖昧さ、いい加減さ、モヤモヤ感を抱え込んでやっていく、ということが、欧州

羽生名人が将棋とチェスの違いについて書いた文章で驚いたのだが、チェスは、試合中に対戦者同士が話しあって、任意に「引き分け」とすることが出来るそうだ。そしてハイレベルな競技者同士の場合、かなり高い確率で引き分けになる。直感的に、極めてこれはヨーロッパ的な「外交」の要素も入ったゲームなのだな、と思った。
チェスは駒をよく見れば分かるが、文字通り、戦争のメタファーであり、ミニチュアなのだが、話し合いで「いつでも引き分け」になる、という曖昧さ、いい加減さ、モヤモヤ感を抱え込んでやっていく、ということが、欧州的な知恵なのだろう。そういう知恵は、アジアでももっとあっていいと思う。